からだケアができるまで 第4回 好きな場所で治療しよう

「好きな場所で治療しよう」
当時のからだケアを進めていくにあたって記載していた資料のキャッチフレーズとして載っていました。

好きな場所はどこなのか。からだケアの最初の軌道修正ポイントがやってきました。

当時好きな場所とは、自宅や職場、店舗に勤務している人の場合は、そのお店、ホテル、旅館、これらを「好きな場所」と表現していました。
でも、施術を受ける人にとって好きな場所とはどこか。

そう、それはマッサージ店や整体院そのものですよね。つまり、普段私たちがマッサージや整体の施術を受けるときに行くお店です。そこを含め「好きな場所で治療しよう」なのではないかと思いました。

当たり前ですよね。店舗で治療受けたいですよね、いつも通り。
当時は訪問ありきで考えていたため、この当たり前の感覚が抜けていました。

訪問専門ではなく、来店でもOK。

訪問治療を一般化するには、超えるべきハードルがたくさんあります。それは訪問治療が一般ユーザーにはまだまだ知られていない世界だから。

逆に来店型マッチングサービスはたくさんあります。来店型をOKとしたため、今度はそのたくさんある競合との違いは何か。
競合が解決していないお客さんが抱えている問題は何?それをからだケアは解決できるの?が問われます。

同様に、施術者側にもそれはいえます。施術者にからだケアを利用してもらわないとスタートできません。
施術者の集客に関する問題は何か?現状の集客サイトはそれを解決しているのか?

私たちはもう一度組み立てていく必要ができてきました。

お客さん側にインタビュー再び

お客さん側に再びインタビューを開始しました。といっても全員知り合いの方々ですが(笑)インタビューするときに僕が気をつけているのは、

  • 解決策を求めないこと
  • 誘導尋問はしないこと
  • 聞くのは事実だけ

です。

解決策を求めないこと

お客さんは解決策を知りませんよね。僕自身も他のジャンルにおいては解決策を知りません。どんなスポンジだったら食器洗いが素早く終わるのか考えていません(笑)素早く終わりにしてくれそうなスポンジ、もしくは食器洗剤があれば購入しますが、自分からは考えていません。もちろん適当にはいえますけどね、「こうしたらいいんじゃないか」って。

でも自分でいった「こうしたらいいんじゃないか」が目の前に現れても、実際使うか保証はありません。なぜなら、もっといい解決策が出たら、そっちを使います。そもそも作る側が使う側に解決策を求めている時点で、いいものはできないですよね。

誘導尋問はしないこと

みんな友人たちなので、みんな僕を傷つけないように、僕の誘導尋問に乗ってくれるんですよね(笑)

「ほら、こうしたらいいでしょ?」といえば、「確かにそうだね」ってなってしまう。でも本音かどうか、実際使うかどうかは分かりません。もしかしたら優しい友人たちは無理やり使ってくれるかもしれませんが、友人じゃない人たちは一切使ってくれないものを作ることになります。

「友人」だからと書きましたが、友人じゃなくても、目の前の人に気をつかって本心じゃないこと言ったりしますよね。
そうならないように、誘導尋問はしないようにと心がけています。

聞くのは事実だけ

だから、聞くのは事実だけです。
現状はどうなのか、どんな行動をとっているのか。

そこから課題や問題を抽出するのは、私たちの役割です。場合によっては問題を認識していない場合もありますからね。
もしくは常識としてあきらめている問題もあるかもしれません。

理想と現実があってそのギャップを既存のサービスやツールでは解決できないなら、からだケアの出番ということですね。

見えてきた課題と違和感

インタビューをしていく中、課題が見えてきました。それを既存のサービスでは解決できていないことも分かりました。

でも課題の中で1つだけ、私たちがこだわってしまったものがありました。
お客さんを中心にできず、制作側の立ってしまったんですね。

「好きな場所で治療しよう!」でも「訪問だけ」にこだわってしまいましたが、再びこだわってしまいました(苦笑)

このこだわりには、やっぱり違和感はあったんですね。本当にこだわる場所なの?と。でも、当時はその違和感を気にしないようにして、こだわってしまうのでした。

つづく。