からだケアができるまで 第3回 施術者が登録するメリットあるの?

訪問治療を一般化するためには、訪問に対する不安を払拭する必要があって、利用するお客さんからの信頼を得ないといけませんね。「からだケア」というサービスにおいて、信頼を勝ち得ていくために、まずはすでにお客さんから信頼を勝ち得ている施術者の登録を目指します。具体的には、店舗を構えていて、その地域でお客さんからの信頼を勝ち取っている施術者です。

前回どのように信頼関係を作っていくかの続きです。

そもそもですが、店舗を構えていて、すでにお客さんから信頼されている施術者がからだケアに登録する理由・メリットはあるのでしょうか?

どう思いますか?

からだケアに登録するメリットは?

正直、ないですよ、ね? 笑

考えられることはいろいろあります。

  • 予約を24h365日受け付けることができる。
  • オンライン予約により、電話対応時間が減る。特にひとり店舗の場合、施術中に電話がかかってくるたび、施術をとめる必要が出ていたが改善される。
  • 無断キャンセル防止として、予約日の前日等にリマインドメールを配信できる。
  • 検索サイトに表出できる(あらたな顧客獲得)
  • 顧客管理もできる。顧客情報、来店回数、施術履歴(カルテ)、コミュニケーションした内容などを入力できる
  • 施術者側の設定で「クレジットカード決済」を導入できるシステムをからだケアはありますので(これから作るのですが)会員さんは便利になる。施術者さんもクレジットカード対応を独自に導入する手間が省ける

などなど、細かいことも上げていけば、もっとあるでしょう。でも、これらはすべて「からだケア」に登録したから手に入るものではなく「予約システム」を導入すれば手に入るものです。

巷にはたくさんの予約システムがあって、ポータルサイトと連携しているものもあります。わざわざ知名度ゼロの「からだケア」を使う理由はないですよね。しかも、すでに導入している人もいるでしょう。その場合は「からだケア」に乗り換える必要があるかというと、うーん、さらにハードルが高くなりました。

登録できるのは、国家資格者限定である

”登録できるのは、国家資格者限定である” つまり、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、鍼灸師の資格を持つ施術者だけが登録できる。

さあこれはどうでしょうか?

正直お客さん側は、意識していない人がほとんどではないでしょうか。私も50人くらいの人にインタビューしましたが、意識している人は1割未満でした。さらにいえば意識していると答えた人も、その認識は間違えている人もちょこちょこいました。「整体は国家資格者で、マッサージは違うんですよね?」みたいに。

一方で施術者側はこの国家資格者限定のサービスだからという理由で、登録を前向きに考えてくれるのでしょうか。国家資格限定のサービスは現状ありません。もちろん「ない」のにもきっと理由があるのでしょう。そもそも需要がないのかもしれません。

しかし、このサービスが盛り上がる=国家資格者をもった施術者という存在がもっと認知される。それによって、このサービスを利用中だけにとどまらず、街で看板をみたときの人々の行動が変わる、今日は治療しよう、今日はリラクゼーションにいこうと変わる、、、かもしれない。そう、あくまで、かもしれない。

ちなみに、国家資格者限定のサイトはないのですの件。
こちらは当時の資料です。

ホットペッパービューティーや楽天ビューティーは予約システムはあるのですが、ヘアサロンがメインのサービス、しんきゅうコンパスは鍼灸に特化していますが、逆にあんまマッサージ指圧師や柔道整復師は登録できない、あくまで鍼灸師であることが条件です。予約システムも一部の店舗が導入している状況です。

サイト内で予約がある国家資格に限定したサイトは現状ないのです。では、国家資格をもった施術者の人たちは、そんなからだケアを支持してくれるのでしょうか。現在、国家資格限定のポータルサイトがないことに不満があるのでしょうか。

私たちのこの課題を検証しなければなりません。この課題がリアルなのか、それとも私たちが創り出したファンタジーなのか

いくら考えても答えはでません。実際に聞くしかないです。でも、、、知り合いはいません!さあどうしましょう。ひとまず、いったん横に置いておきましょう 笑

好きな場所で治療しよう

そう、ほかにも考えることがあります。仮にすでにお客さんからの信頼を得ている施術者の方々に登録してもらったとして、どのように訪問治療を一般化するかですよね。

当時のからだケアの検討資料を見てみると、こんなフレーズが載っていました。
「好きな場所で治療しよう!」

好きな場所、つまりは自宅や職場、店舗に勤務している人の場合は、お店を指しています。あとはホテルや旅館ですね。「好きな場所」というフレーズでそれらを表現しました。

でも、そもそも、、、そもそもお客さんにとっての好きな場所って、、、このことを考えていった先で、私たちは大きな軌道修正をすることになります。

実はからだケアは、この先、大きな軌道修正を2度することになるのですが、1度目がやってきました。お客さんにとっての好きな場所ってどこだろう?施術を受けたい「好きな場所」って?このことを実現するために軌道修正しました。これは必要なことだったといまでも思っています。

長くなりましたね。次回につづきます。