今回は少し変わったSEO関連の話題です。
絵文字SEOをご存知でしょうか?
次のように絵文字を使って検索する人向けにページを用意するひとつの戦略です。

●絵文字SEOの歴史
過去(2015年)に、Googleは絵文字をGoogle検索結果ページに表示させる試みをし、取り下げた歴史があります。
なぜ取り下げたかといえば、乱用されてしまったからです。しかも絵文字とページ内容の関連性も乏しかったのです。
しかし、2017年ほどから再開されました。
GoogleのSEOシステムが進化し、絵文字とページ内容の関連性を認識した上で検索結果ページに表示させることができるようになったからでしょう。
●実際にみてみましょう
それでは実際に、どのような検索結果になるかみていきましょう。
まずは通常の「マッサージ 新宿」から。
Googleマイビジネスの領域が上位に表示されます。
※Googleマイビジネスに関してはGoogleマイビジネスを活用しようをご確認ください。

下にスクロールすると、通常の検索結果領域が表示されますね。

それでは絵文字を使った「マッサージ(絵文字) 新宿」で検索してみましょう。

最初にGoogleマイビジネス領域がなくなりました。まだローカル検索への対応はできていないようです。
※「ローカル検索」に関してはGoogleマイビジネスとは?|治療院・サロン集客力の向上にをご覧ください。
しかし、マッサージに関連するページが上位表示されていますね。また、テキストで「マッサージ 新宿」とは異なるラインナップになっています。
先ほどみた「マッサージ」の絵文字は女性がマッサージを受けている絵文字でした。
せっかくなので男性版の絵文字でも検索してみましょうか。
「マッサージ(絵文字:男性) 新宿」で検索。

最上位には「新宿」へのウィキペディアが表示されました。
下にスクロールしてみましょう。

引き続き「新宿」に関連性する内容ですね。
再度下にスクロールします。

ようやく一番上に「マッサージ絵文字(男性)」が出てきました。しかし、この1ページのみです。

最後の3つ目のページはマッサージというか、音楽関係のページのようです。

「マッサージ絵文字の男性版」は対応しているとは言い難い結果となりましたね。
●まとめ
絵文字はLINEやSNSのためだけに存在しているものではなくなってきています。
特に若い世代が、スマホで検索するシーンにおいては絵文字での検索も増えていくことでしょう。
一方でまだまだ未開の地ともいえます。
「マッサージ絵文字の女性版」はともかく、「マッサージ絵文字の男性版」は上記の実験で示す通り対応しているとは言いえない結果でしたしね。
”いま”利用するなら「マッサージ絵文字の女性版」がよさそうです。
未来を見据えたSEOとして「絵文字」の存在もウオッチしていきましょう。