ネット予約システムを探しているとき、どんな点に注目していますか。
- 機能
- 使い勝手
- 料金
- 契約期間
などでしょうか。
もちろん上記であげた点はとても重要なポイントです。
しかし、ネット予約システムを導入するにあたり、もうひとつ見逃しがちな重要なポイントがあります。
それはネット予約ページのデザインです。
●ネット予約ページのデザイン
なぜネット予約ページのデザインが重要なのでしょうか。
それは導入したネット予約システムの中で、お客さんが直接ふれる場所だからです。
この世にあるウェブサイトやアプリは、この「予約する」や「購入する」「注文する」など、最終的なアクションをお客さんにしてもらうために創意工夫し、試行錯誤し、常に改善をしていっています。
ネット予約ページで「予約する」ボタンを押してもらうことは、非常に重要な点だからです。
当然といえば当然で、この「予約する」ボタンを押してもらうことが最大のポイントですよね。
つまり「インターネット上で予約できる機能」以上のものを追求する必要があります。
●広義な意味のデザイン
「ネット予約ページのデザインに注目する」
ここで使った「デザイン」という言葉には、色合い・レイアウトのセンス等いわゆるスタイリングデザイン以上の意味があります。
このネット予約ページを訪れたお客さんが、気持ちよく「予約する」ボタンを押せるようにする。
そのための情報設計デザイン、認知デザイン、戦略的デザインなど、ネット予約ページを広義な意味でデザインする必要があります。
ちょっと理屈っぽい話になってしまいましたが端的にいえば、お客さんが予約しやすいようにデザインされているページになっているかチェックする必要があるということです。
●より予約しやすいページとは?
それでは、より予約しやすいネット予約ページとはどのようなページでしょうか。
文字が読みやすい
人間は情報カオスの中から情報を読み解くことができません。つまり文字だらけのページで文字を読み取ることはできないのです。
情報の取捨選択や優劣設計がきちんとできており、文字が読みやすい状態になっているかどうか
レイアウトが見やすい
色がたくさん使われていると、目がチカチカして見にくくなります。
また、どの場所にどんな情報が置かれているかも重要です。
人間は予想しながら空間を認識しているので、情報が飛び飛びの場合は全体の構造が把握しにくくなります。
リアクションが早い
「使いにくい」「予約しにくい」となってしまう原因のひとつは、アクションに対するリアクションが遅い・遠いことです。
具体的にはネット上でお客さんが氏名等を入力したり、メニューを選択したりするユーザー「アクション」に対して、画面の反応「リアクション」が遅かったり、アクションした箇所から遠かったりすると、ユーザーは「使いにくい」という心理状態になります。
なぜならネット予約ページに限らず、人間は自分自身でコントロールできてないものは心地が悪く使いにくく感じるからです。
アクションに対するリアクションが「遅い」「遠い」と、自分でコントロールできていないと認識するからです。
次にすべきアクションが明確
次のどのボタンを押せば良いか明確にわかることが大切です。
そのために一貫性のあるデザインが求められます。
アクション(予約する等)ボタンは、常に一定の色や形状をしていると一貫性があり把握しやすくなります。
またボタンそのものが押しやすいことも大切です。
配置されている場所、ボタンの大きさ、ボタンの名前なども考慮していきましょう。
必要なときに必要な情報だけを
必要なときに必要な情報だけを表示することができているかもポイントです。
「あっても良いけど、なくても問題ない」や「もしかしたらいつか必要な時がくるかもしれない」などの不確実性の高い情報を載せるべきではありません。
ネット予約ページも余計な情報は削ぎ落とされ、シンプルな情報設計になっているかチェックします。
お客さんが入力する項目も多ければ多いほど、ネット予約ページの離脱率はあがっていきます。
●まとめ
ネット予約システムを比較検討する際、「機能」や「料金」以外にも、ネット予約ページの「デザイン」にも注目し比較検討をしてみてください。
ネット予約システムの中で、お客さんが直接ふれる大事な部分です。
「インターネット上で予約できる」だけでなく、「予約がスムーズにできるデザインか」という視点も含め比較・検討していきましょう。