アドビは、日本の消費者のモバイル利用の意識調査「Mobile Marketing Research 2019」の結果を発表しました。
・調査対象はスマホを所有する日本成人消費者1000人。アドビが調査会社であるAdvanisに委託し実施。
・調査日は2019年1月2日~2019年1月10日
・調査方法はインターネット調査
・本調査の詳細;Adobe Mobile Marketing Japan Topline
● 外出時はスマホ等が必須
このアドビ調査では、日本国内のスマートフォンを所有する消費者83%が、外出先にモバイルデバイスが必要と回答。ベビーブーム世代である54歳〜72歳も80%が必須と答えている点からも、スマホなどを持ち歩くのが定着したといえますね。
- 18歳 〜 22歳 83%
- 23歳 〜 41歳 85%
- 42歳 〜 53歳 82%
- 54歳 〜 72歳 80%

出典:https://blogs.adobe.com/japan/dx-mwc-mobile-marketing-research-2019/
● スマホを2週間取り上げられたら?
「もしも、スマートフォンを2週間取り上げられたら?」という質問に、全体の58%が「無しでは生きていけない」「とても不便」と回答。
もはやライフスタイルの中でも必須アイテムとなっているスマホ。特に若い世代は「無しでは生きていけない」ですよね。「なくても構わない」と答えたのもわずか6%。
各世代の「無しでは生きていけない」「とても不便」
- 18歳 〜 22歳 62%
- 23歳 〜 41歳 61%
- 42歳 〜 53歳 59%
- 54歳 〜 72歳 48%

● 「買いたいものは全てモバイルで買うことができる」が過半数
スマホなどのモバイルディバイスは、日々の消費生活の中でもなくてはならないものになりつつあります。過半数の人が「買いたいものは全てモバイルで買うことができる」と答えています。
▼買いたいものは全てモバイルで買うことができますか?
- YESが、53%
- NOが、47%
● モバイルディバイスを使う行動は?
実店舗に行くよりも、モバイルを使うことが多い行動は、配送状況の確認がトップ、次にレストラン予約や、電化製品の調査、服の検索とつづきました。
治療院やサロン予約に近しい「レストラン予約」に関しては、モバイルディバイスやインターネットを使った予約が63%、電話予約が13%、実店舗での予約が6%と、オンラインでの行動が多くを占めています。
一方で、食料品の買い出し(35%)、銀行の利用(55%)は、まだまだ実店舗で行うことが多いようです。
それぞれの行動をする際にどの手段を最も活用しますか?
- 配送状況の確認・・・1位がモバイル(50%) 2位がインターネット(30%)
- レストラン予約・・・1位がモバイル(43%) 2位がインターネット(20%)
- 家電製品の調査・・・1位がモバイル(40%) 2位がインターネット(39%)
- 服の検索・・・・・・1位がモバイル(34%) 2位がインターネットと実店舗(28%)
- 出前の注文・・・・・1位がモバイル(30%) 2位がインターネット(24%)
- 食品の買い出し・・・1位が実店舗(35%) 2位がインターネット(29%)
- 銀行の利用・・・・・1位が実店舗(55%) 2位がインターネット(16%)

● まとめ
最後に調査結果からのアドビの見解です。
消費者のモバイル利用の実態を把握するのはとても重要なことです。今やモバイルは、仕事のオンオフに関わらず消費者の生活の中心にあります。
また、モバイルに対する期待は急速に高まっており、消費者は使い勝手がよく毎日の生活をより便利にしてくれるモバイル体験を求めています。たとえば、モバイルは自分のしたいことやニーズを満たせるものであってほしいと消費者は考え、自分に関係のあるメッセージや広告をタイミングよく受け取りたいと思っています。
出典:https://blogs.adobe.com/japan/dx-mwc-mobile-marketing-research-2019/
自分たちの消費生活を顧みても、スマホなどのモバイルはなくてはならないものになりました。アドビの見解にもあるようにモバイルへの期待は急速に高まっています。
治療院やサロン経営においても、痛みを取り除きたい、疲れをリフレッシュしたいと思った方のニーズを満たせるようなモバイル戦略を整えていくことが求められてきます。
「サービスの利用中(治療院・サロンでいう施術中)」のみならず、「利用前」「利用後」のことも含め考えていく時代ともいえますね。