●配信するタイミング
メッセージを配信するタイミングによって、開封率や反応率は変わってきます。
「治療院・サロン」という業種における統計などは発表されていませんが、考えるポイントは共通していますよね。
●配信内容と時間・曜日を考える
まずは基本である配信時間についてです。
配信時間を考えるとき、軸となるのは配信する顧客のライフスタイル。
例えば配信する顧客層が、会社員であれば通勤時間や仕事が一段落した時間帯などメッセージをチェックすることができるタイミングに配信すると反応率はかわってきます。
治療院・サロンからのメッセージは、家族や友人、恋人からのメッセージより後回しになりますよね。忙しい時間帯の場合、開封はされてもその目的が単に「バッチを消す」や「開いても読まない」場合も想定されます。
また「時間」とあわせて「曜日」への考慮も必要です。
治療院・サロンとして「配信する内容」にもよりますが、先ほどの顧客層の例である会社員の場合、平日は仕事モード、週末やゆったりモードが多いでしょう。同じ平日でも休み明けの月曜日と週末を迎える金曜日では異なるモードです。
どのタイミングで配信するべきか、そのときの配信内容との相性を考慮しましょう。
●配信する頻度
配信する頻度も重要な要素です。
いくら有益な情報を配信していても、あまりにも数が多い場合、ブロッグされてしまう可能性は高まります。逆に少なすぎることは、効果を得られる機会が減ることを意味します。
正解の頻度があるわけではありませんが、LINE公式ブログでは月に2回〜4回が推奨されています。
グルメやフードからラグジュアリーな店舗など様々な業種を鑑みての推奨なので、この推奨が治療院・サロンにも当てはまるとは言いきれませんがひとつの目安にはなるでしょう。
まずは「週1回」〜「2週間に1回」を目処に効果測定をして少しずつ改善していくのが良いでしょう。
●配信を受け取る顧客の状況
ある治療院やサロンのLINE公式アカウントを友だちに追加した顧客の状況を想像することも大切です。
おそらく他の企業のアカウントも追加していると想像できますよね。
配信する顧客は、他業種や場合によっては同業種からも同じように配信を受ける状況かもしれません。
仮にあなたからの配信が月に1回だけであっても、他店舗アカウントからの配信も含めて「また店舗(企業)からの配信がきた」と思われてしまう可能性もあるのです。
同様に朝8時〜9時の通勤時間に他店舗アカウントも配信している可能性があり、メッセージが埋もれてしまう場合もあるでしょう。この場合、時間帯をあえて少しずらす工夫も必要になってきます。
●まとめ
LINE公式アカウントは高い開封率が見込まれます。開封率が高いということは顧客にとってそれだけ身近な存在であるともいえるからです。
家族や友人、恋人と同列に並ぶLINEだからこそ、慎重にメッセージを配信する必要があります。
一方で、開封率が高い=反応率が高いとは限りません。単に「開いただけ」も想像できます。
配信内容だけでなく、上記であげた時間帯や曜日、顧客の状況も考慮した上でアカウントを運用していきましょう。
あわせてLINEで初回に配信するメッセージのポイントもチェックしてみてくださいね。