「考え」ではなく「行動」を変える|治療院へのリピーター

考えではなく行動を変える|治療院リピーター

「施術で良くなった身体を維持するためにも通ってほしい」
「身体メンテナンスのために月1回は通ってほしい」

売上をあげるというよりも、単純にそれがお客さんにとって良いことだから。
しかし、実際は通い続けてもらうのは難しいというお話をしばしば聞きます。

ー 通うことのメリットを理解してもらうためにきちんと説明する。

つまり説明によって、人の考えを変え、行動を変えようとしているのです。

しかし認知的不協和と自己知覚理論からすると、考えが行動を変えるのではなく、行動が考えを変えるのです。

さっそく一緒にみていきましょう。

●人の考えを変えるのは難しい?

「考えが変われば行動が変わる」と言われていますが、本当に変わるのでしょうか?

ゼロかイチかの話ではないため、もちろん変わる場合もあるでしょう。しかし、その難易度は高いのではないでしょうか。

人には選択的知覚と呼ばれる、いわゆる先入観があります。先入観は自分自身の考えを変えるのを困難にします。

なぜなら私たち人間は、自分のもっている考えを補強するような情報を集める一方で、自分の考えに反する情報は避けがちだからです。

新年の誓い・ダイエット

新年に掲げた目標を達成する人はどれくらいいるでしょう。ダイエットはなぜ続かないのでしょうか。

新年に掲げた目標がいつまで経っても達成できないとき、「目標が高すぎたかな」とか「実は途中で目標が変わったんだ」と目標(考え)を変えようとします。

ダイエットも続かないとき「やっぱり明日からにしよう」や「今日は頑張ったからご褒美で良しとしよう」などと考えを変えてしまいます。

これは認知的不協和と呼ばれるもので、人は自分自身が抱える矛盾によって不快感を覚えます。

ダイエットしようという考えと、実際にはダイエットしなかったという行動に不一致が生まれ不快感を覚えます。

そのため「やっぱりダイエットは明日からにしよう」と認知し直し、心を平穏にしたのです。

●行動を変える方が実はカンタン?

先ほどのダイエットの例。

ではどうすればダイエットを続けられるのでしょうか。

ダイエットすることのメリットを訴え続ける、いわば考えを変えるのではなく、行動を変える方が実はカンタンなのです。

ダイエットでいえば家に甘いものが何もない状態にすることで、続けることができるのです。

「ケーキよりもフルーツを食べる」

この目標を達成するためにすべきことは、フルーツの方が身体に良いことをメッセージし続けるのではなく、
ケーキは冷蔵庫の奥にしまいこみ、テーブルの上にフルーツを出しておくことなのです。

この手前に出してあったフルーツを食べることで、私はケーキよりもフルーツの方が身体に良いことを十分に理解している人間であると思うのです。

逆に、テーブルの上にケーキが置いてあり、食べた場合はこう思うでしょう
「たまにはケーキも良いよね。今日はご褒美!」

人は考えと行動に不一致が起こると、認知的不協和が起こり考えを変えるのです

●考える視点を変える

身体メンテナンスのために、どうすれば通うことの良さを理解してもらえるのだろうと人の考えを変える思考ではなく、どうすれば通うという行動をしてもらえるのだろうと思考します。

自己知覚理論によると、人は自分の行動から自分を解釈します。

先ほどの例でいえば、実態はフルーツがケーキよりも手前に置いてあるからフルーツを食べているのですが「フルーツを食べている」という行動から「私は健康に気を使う人間である」と自分自身を解釈します。

興味がなかったサッカー観戦も、スタジアムに通うことでファンになっていったり、本当は不良ではないのにそのような格好をすることで荒れていったり、地域ボランティア活動をすることで、自分と地域との関わりを再定義するのです。

●まとめ

考えを変えることで行動を変えるのではなく、行動を変えることで考えを変えるという視点いかがでしたでしょうか。

自分自身に当てはめて考えても、思い当たる節はあるのではないでしょうか。

どうしたら「通う」行動をとってくれるのか。「考え」ではなく「行動」にフォーカスを当て一度考えてみてはいかがでしょうか。

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