Google検索結果ページからみる治療院・サロン集客サイト比較

治療院やリラクゼーションサロンにとって自分たちにあった集客サイトはどこか。
からだケア運営者が自分たちを端におき、語る第2弾です。

前回は各サイトのナビゲーション機能のカテゴリー分けから比較

今回はGoogle検索結果ページからみえてくる各サービスの意図や特徴をみていきましょう。ノミネートは前回同様、

  • エキテン
  • ホットペッパービューティー
  • 楽天ビューティ
  • EPARK
  • minimo
  • しんきゅうコンパス

の集客6サイト。

前提として2018年6月21日時点の検索結果です。

エキテン

まずはGoogleで「エキテン」と入力し、検索したときのページ。こんな感じのページが表出します。

参照元:Google

タイトルは「エキテン」というサービス名に続けて「店舗の口コミ・ランキングサイト」となっています。エキテンは口コミやランキングのサイトなんですね。

その下にある説明文もみてみましょう。

国内最大級の店舗・施設の情報サイト「エキテン」には全国のお店や施設4762781件が掲載されています。レストラン、ヘアサロン、医療施設などの暮らしの情報から、映画館や美術館といったレジャー情報まで。口コミやランキングから目的に合った情報を探せ …

と書かれています。

タイトルと説明文をまとめると、レストランやヘアサロン、ほかにも映画館や美術館まで幅広いジャンルの店舗の口コミサイトですよといっていますね。つまり「あらゆるタイプの店舗情報」が掲載されています。

次に見るのはサイトリンク。説明文の下にあるサイト内の別ページへの直リンクの部分です。エキテンでは「店舗管理画面」「整体」「リラク・ボディケア」など6つありますね。

サイトリンク表出方法

そもそもどうしたらサイトリンクが表出するのでしょうか。これについてはGoogle公式サイトに記載があります。

サイトリンクは、ユーザーの役に立つと Google が判断した場合のみ、検索結果に表示されます。(中略)
現時点では、サイトリンクは自動化されています。Google ではサイトリンクのアルゴリズムを改善できるよう常に努力しており、将来は、ウェブマスターによる入力を取り入れる可能性もあります。

参照元:Googleヘルプセンター

まとめると、Googleが判断してサイトリンクを表出しているんですね。
ただ一方である程度、表出条件も推測できます。

  • サイト名(サービス名)で検索時、トップで表示される
  • サイトトップページから他ページへのリンクがある
  • そのリンク先のページに、ある程度のアクセス数があること

これを前提とすると、エキテンの場合は、
「店舗管理画面」つまり、店舗側のアクセスが多く、また、あらゆるジャンルの店舗ではあるものの「整体」や「リラク・ボディケア」「接骨・整骨」へのアクセスが多いことが推測できますね。治療院やリラクゼーションサロンにとっては有益ですね。

サイトリンクの中に「初めての方へ」があることも興味深いですね。
私が考えるに「新宿 整体」等の検索ワードで流入してきた、エキテンを知らないユーザーが、流入して新宿の整体院一覧を見たあと、そもそもこのサイトはどんなサイトなのか?を知りたくて「初めての方へ」ページを見たのではないかと考えます。

逆にいえば、新宿でどこか整体院に行きたいユーザーは、エキテンを前から知っていたのではなく、「新宿 整体」で検索した結果、エキテンにきたともいえます。

この結果から、エキテン=整体やマッサージ検索という連想はできてない、というよりも、エキテンにはあらゆるジャンルの店舗が掲載されているので、その連想をしたいわけではない。

一方で、SEOの強みを活かし、「エリア 整体」「エリア リラク」での検索したユーザーをきちんと流入させていますね。整体院や整骨院にとって、新規のお客さんとの出会いの場として、エキテンは有益に働くと私は考えます。

ホットペッパービューティー

続いてホットペッパービューティーを見てみましょう。

参照元:Google

タイトルから、メインは美容院やヘアサロンであることはすぐにわかります。

説明文も「美容院・美容室・ヘアサロンが探せる日本最大級の検索・予約サイト」とあるので、やはりメインは美容院やヘアサロンですね。サイトリンクからも美容院やヘアスタイル・髪型・ヘアカタログと、ヘア関係が続きます。ネイル・まつげ、エステに関してはビューティー(美)領域になり、その中にあるリラクゼーション(マッサージ)という位置づけ。

治療院やリラクゼーションサロンがぴったりはまるかといえば、Noでしょうね。なぜならホットペッパービューティ−=治療院・リラクゼーションサロンと連想ができないから。とはいえ、ホットペッパービューティーも治療院と連想させたいわけではない。むしろヘアサロンとして連想してほしいのでしょう。最大級のアクセス数をほこるホットペッパービューティーではありますが、「肩こった、よし、ホットペッパービューティーで検索だ」とわならないので、費用対効果は「△」とったところではないでしょうか。

楽天ビューティ

次は楽天ビューティをみましょう。

タイトル、説明文、サイトリンク、すべてホットペッパービューティーと同じですね。

メインは美容院やヘアサロンがあり、その中にリラクサロンがあります。ホットペッパービューティーは「リラクゼーション(マッサージ)」だったのに対して、楽天ビューティは「リラクサロン」。同じことをいっていますが、表記の仕方が異なるのも面白いですね。

細かい話ついでに、エリアに関して、ホットペッパービューティーは「関東」「関西」という大きなくくりに対して、楽天ビューティは「東京」「神奈川」というくくりなのも面白いですね。

楽天ビューティもホットペッパービューティー同様、治療院で連想は難しそうです。ビーティーといっているだけあり、やはり美に関する「エステサロン」や「ネイル・まつ毛」が並んでいます。

EPARK

次はEPARKです。

参照元:Google

先ほどエキテンは「あらゆるタイプの店舗情報」が掲載されているといいましたが、EPARKの場合は「予約する」という切り口からの「あらゆるタイプの店舗情報」が掲載されています。
タイトルは「人気施設の予約・順番受付サイト」予約という切り口で、順番受付という機能がありますね。説明文にもあるように、回転寿司など飲食店の混雑状況の確認や順番待ち機能があるんですね。予約したりオンラインで順番待ちができたりすることで、リアルな「待ち」を解消してくれるのがEPARKです。

そして一定の検索ボリュームがあることが推測されるサイトリンクも割引がある「クーポン」。「人気施設の予約・順番受付」、順番待ちであればm回転寿司、その中の店舗である「くら寿司」も表示。

まさにEPARKの特徴が反映されたサイトリンクになっていますね。

治療院やリラクゼーションサロンが順番待ちという連想はまだないので、「いつも並ぶな、EPARKの順番待ちあるかな?」という連想を利用者側がするのは現段階では難しいでしょうね。

ただ「予約する」ことに特化していることもあり、利用者が予約するときのwebページは使いやすく設計されているので、すでに自店舗のホームページに一定のアクセス数がある場合、自店舗のホームページに使いやすく設計されたEPARKの予約システムを組み込むのは良いアイデアといえますね。

minimo(ミニモ)

いままでのサービスと違いお店ではなく、スタッフ個人に直接予約ができるminimo(ミニモ)です。いままで見てきたサービスはWebサービスにも力を入れていますが、minimoはWebサービスではなく、アプリで展開しています。


参考:minimo(ミニモ)

個人とつながることもあり、タイトルは「あなたにぴったりの美容師・サロンスタッフが見つかる」と記載していますね。お店ではなく、個人ですよというメッセージですね。
説明文にも「美容師・サロンスタッフ」とあり、「好みのスタイルやデザインを見つけたら即予約」 とあり、治療家やセラピストというよりも、美容師というメッセージが強いですね。サイトリンクも同様に美容師に向けられています。利用者用の「サロンスタッフ直接予約アプリ」と、美容師用のページ「美容師やサロンスタッフのための」へのリンクですからね。

しんきゅうコンパス

最後にしんきゅうコンパスです。鍼灸に特化したサービスです。

参照元:Google

タイトルと説明文も「鍼灸院口コミ」サイトであることが明記されています。つまり、鍼灸を知っている人や鍼灸に興味がある人が訪問してきます。このサイトで鍼灸を知るというより、何らかの形で鍼灸に興味をもったユーザーの訪問が多いでしょう。逆をいえば、このしんきゅうコンパスに掲載することで、鍼灸に対してのある程度の興味や経験があるユーザーが集まってくるのは、メリットであり、デメリットになりますね。

メリットの部分は、鍼灸治療に予備知識や経験値があるユーザーのため、良い治療をすればリピートしてくれる確度も高いでしょう。一方、デメリットは鍼灸に関心がないユーザーへのアプローチが弱い点ではないでしょうか。

サイトリンクは掲載側が使う「ダッシュボード」管理画面への入口。「無料掲載について(鍼灸院様向け)」というしんきゅうコンパスへの登録を促すページへのリンク。鍼灸治療ができる症状へのリンク「しんきゅうコンパスガイド」がありますね。さらに「よくある質問」がサイトリストにあるのも興味深いですね。利用者目線のものは「東京で人気の美容鍼サロン13選」と「東京都の鍼灸院・美容鍼院サロン」とエリアは東京だけ、それだけエリアでは東京に需要がありますね。

Google検索結果からみるまとめ

Google検索結果からも、各サイトのコンセプトや注目されているところなどが見えてくるので、面白いですよね。
治療院やリラクゼーションサロンの場合、自店舗のホームページへのアクセス数が多い場合、そのアクセスを予約につなげるため、利用者が予約しやすく設計されているEPARKが良いのではないでしょうか。鍼灸院であれば、鍼灸への理解度が高いしんきゅうコンパスも良いですね。
また、エキテンであれば、リラクゼーションへの検索ボリュームも多いことが予想できて良いと思います。エキテンが振り切って「あらゆる店舗ではなく、マッサージや整体だけだ」と変わってくれれば、利用者もエキテン=治療、リラクゼーションという連想ができ、より多くの集客が見込めますが、まあそれはやらないでしょう。あくまであらゆる店舗の中の一つとして取り上げてもらうことが優先でしょうね。

いかがだったでしょうか?普段何気なくみているGoogle検索結果ページも、細かくみていくと色々なことが見えてきますね。
しかも、時間とともに変化していくので、また時間を置いてみていきましょう!